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令和5年 合同慰霊祭

                                            

2023年9月10日「合同慰霊祭」を執り行いました。
平安典礼では、1979年(昭和54年)から毎年ご遺族様と一緒に執り行っております。
今年も〈セレモニーホール山形〉と〈セレモニーホール天童〉にて
無事開催されましたことをご報告させていただきます。

 

「寄り添う」をテーマに制作された祭壇花
画像左:〈セレモニーホール山形〉心を包み込むイメージ       画像右:〈セレモニーホール天童〉御心を連れて飛び立つ翼をイメージ

 

手紙奉呈
「ソラ色ポスト」に投函いただいたお手紙をご奉呈いたしました。
ジョイン平安典礼 業務課チーフ 牛澤律明〈セレモニーホール天童〉

 

法名簿奉呈
令和4年7月から令和5年6月までの一年間に、私共がご葬儀のお手伝いをさせていただきました
故人様(物故者)のご芳名を記した法名簿を奉呈いたしました。

ジョイン平安典礼 取締役部長 矢口政則〈セレモニーホール山形〉

 

 法灯点灯
名刹山寺の根本中堂には、約1200年前に天台宗比叡山延暦寺から移された「不滅の法灯(ふめつのほうとう)」が脈々と今日まで灯されています。
その法灯を祭壇へと点灯いたしました。
ジョイン平安典礼 取締役部長 矢口政則〈セレモニーホール山形〉

 

 慰霊祭法要
本導師 宝珠山 立石寺(山寺) 清原貫主

 

 施主追悼の辞
合同慰霊祭主催者代表 武田良和(ジョイン代表取締役)
〈セレモニーホール山形〉

 

 遺族代表追悼の辞
柴田一夫 様〈セレモニーホール山形〉

 

 遺族代表追悼の辞
新宮広行 様〈セレモニーホール天童

 

 献奏

 

ご焼香

 法話
宝珠山 立石寺(山寺) 清原貫主

 

近年、お葬式が簡略化して、あっさりとした形式で行うことが増えてきました。(中略)
以前のお葬式では、亡くなられた仏様が「どんな人生を送ってこられたのか」ということを知らされることが多かったと思います。
ご参列の方からチラッと一言聞くだけで、「そんなこともあったんだ」、「あんな風にしてたんだよな」というようなことを
色々思い出すきっかけになっていたのではないかと思います。
そういったものがなくなってしまったというのは、亡くなられた仏様に対してなんかとても気の毒なような気がしておりました。

社会に出て生活する中で、生涯10人とか20人の人としか付き合わないということは有り得ないことです。
以前は「社会」や「世の中」という言い方をよくしていたと思いますが、昨今は「世の中」という単語を使わなくなったように感じます。
自分の身の回りの本当に狭い空間だけが「自分の世界」であって、それより外側にあるものを
見なくなったというか、見ようとしなくなったことに、将来危惧するところであります。

子供たちは「わたしの家族」と言ったときに、誰と誰を家族として名前を挙げていると思いますか。
一番多いのはご両親、それから兄弟、その次に出てくるのは何だと思いますか。
おじいちゃんおばあちゃんでしょうか、おじさんおばさんでしょうか。
その次に出てくるのは「ペット」だそうです。
犬だったり猫だったり鳥だったり金魚だったり、そういうのがいないとそこまでで終わり。
祖父母がいても、おじいちゃん、おばあちゃん4人の名前を挙げられる子供は少ないんだそうです
おじさん、おばさん、従妹の名前を挙げられる子は、ほとんど少なくなりましたと先生が言っていました。
それだけ親戚っていう付き合いがなくなったんでしょうね。
そういうお付き合いをするっていう機会がなくなって、自分たちの結婚式の時に、従妹って誰だっけ、名前も分からない、という状況になってるんです。

だから、社会っていうのはすごく狭い。
本当に狭いんです。

子供たちにとって、これがいいことだとは私は思えないんです。
みんなが一堂に会する結婚式やお葬式の機会を大切にされて、できれば親戚の人を呼んで、みんなで同じ空間にいて、みんなで会って話をする、
できれば子供を連れてこられるようにして、そういう機会を大事にしてもらえればなと思います。
亡くなられた仏様方もそういったことを願っておられるのではないかなと思います。

家族親族が集まってその場でいろんなことを話して、近況を報告しあうことが、亡くなられた仏様方にとって一番うれしいことだし、
一番大事なことなのではないかと思います。
このような機会をもって、冠婚葬祭の意義をあらためて思い直していただければと思っております。

 

 

 

大切なあの人へ想いを伝える
ソラ色ポスト

 

今だから言いたいこと、感謝の気持ち、近況報告など、悲しみの先に抱いた今の想いを故人様宛の手紙に綴っていただき、
「ソラ色ポスト」へ投函いただきました。

事前におあずかりしたお手紙(合計60通)は、慰霊祭の祭壇へ奉呈し一緒にご供養させていただきました。

おあずかりしたご遺族様の大切な想いは、後日お焚き上げにて大切な方のもとへお届けします。

あのひとを笑顔で思い浮かべられる明日がくるまで、空の彼方へ声をかける「ありがとう」「大好きでした」の言葉を届けるソラ色ポストは、
これからもホールの片隅でお手紙を待っています。
あなたのこころが晴れるまで、何度でも空へお手紙をお届けします。

 

夜空に輝く星が幾億年もの時を変わらず

いつまでも私たちを見守るように

大切な想いが連綿と次の世代へ受け継がれてゆきますよう

お祈り申し上げます。

 

合掌 ジョイン 平安典礼

 

2023年9月14日

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